道・学・実の教え
茶道の修道とは「道・学・実」の実践の三位一体から成り立っているといわれています。
「道」は精神や生き方、「学」は知識、「実」は実践。
作法や型を習うだけではただの知識であり、そのままでは役に立ちません。
その知識を活かして実際に行動することで初めて意味を持つようになります。
そうして得た知識と経験を人生にどのように活かすのかを決めるのは、その人その人の考え方や生き方であり、これら三つのいずれが欠けても人間の向上はなしえないということを伝えているのだと思います。
これは茶の湯の世界だけではなく、どんな世界ででも同じことが言えるのではないでしょうか。
目的を定めて、学び、挑戦し、結果を検証して次に進む。
これを繰り返していけば、自分の理想に着実に近づいていくのだと思います。
とても前向きになれる言葉。
そうとわかってはいてもすごく不安に思えたり、焦ったりすることも当然あります。
丑年の一年、一歩一歩着実に、間違いなく前に進んでいると信じて目の前のことに取り組んでいこうと思います。