Yumiの徒然日記~日々の小さな感動記録~

様々な場面で日々出会う小さな感動を日記として記録。茶の湯の精神についても日々学び実践しており、日々の感動と茶の湯の精神とが似ている点についても考えていきます^^

茶道の魅力

茶道には、茶の湯の精神には、本当に多くの教えが含まれています🍵

 

『和敬清寂』

『道学実』

『利休七則』

 

私は茶の湯の精神は茶室の中だけではなく、どんな世界ででも役立つ大切な教えであり、言語化できるかどうかは別として、必ずその教えやそれを体現できる場所に救われる時が誰にでも訪れると思っています。

 

かく言う私も、2009年のリーマンショックの時に就職活動があり、本当に苦しくて辛くて、逃げたくても逃げられなくて、どれだけしんどい体験をしようとも死ぬことはないものの、なぜか死んでしまうと思う時期がありました。

 

いま思うと、健康なので肉体的に死ぬことはありませんが、心が死にそうになっていたのだと思います。

 

だって、毎日のようにお祈りメールはくるわ、誕生日に第一志望の企業からお断りされるわ、それはもう心も死ぬわって感じの半年ほどでした😵

 

そんな時、ただただ母に勧められるままに通っていたお茶のお稽古場で、これまた何の気なくお点前の順番待ちをしながらぼーっと先輩のお点前をみていたら、ふっと力が抜けてなんか頑張れそうな気がしました。

たぶん、これが救われたってことなのかなと唐突に思ったひと時でした。

 

現代社会は閉塞感があり、決して生きやすいとは言えないと思います。

 

そんな時代だからこそ、茶の湯の精神を学び、共有し、一人一人が一歩ずつ譲れば、世の中は今よりも生きやすくなり、私たち自身も気持ちよく生きれるのではないかと思います。

 

茶の湯の精神はわかりやすく、かつ体験しながら学べる教えであり、私のその魅力を言語化できるよう、知識を増やし、実体験を増やし、もっともっとファンを増やせる一助となれるよう頑張りたいと思いました。

 

『その道に入らんと思う心こそ我が身ながらの師匠なりけれ』

平たく言うと、好きこそものの上手なれ。

 

コンプレックスがありながら、好きな分野のメンタルコントロール

茶の湯の学びを深めると共に、自分のメンタルコントロールももっと掘り下げていきたいと思っています。

十牛図(じゅうぎゅうず)

昨年の2月ころからコロナが流行りだして、人々の生活や常識が変わった😗

すると不安に感じることが増えて、ふと、自分は何をしたかったのか、何のために生きているのかわからなくなった人って結構いるのではないでしょうか😵

 

かく言うわたしも、コロナの不安に加えて生まれて初めて経験するような出会いと別れをし、ふと、わたしは本当は何をしたかったんだろうって思うようになり、年末年始は本当に辛い時間を過ごしていました😢

 

とはいえ、じーっとしているタイプでもないので、友人に相談したり、勧めてもらった本をもとに自分探しワークをしたりして、少しこれかなぁと思う方向が見えてきました😳

 

さて、本日のテーマ『十牛図』。

今年は丑年ということもあり、この絵を見かける機会が多くなるかと思いますが、禅の教え(悟り)を表した図です。

 

若者(修行者)が牛(本当の自分、理想とする自分)を探して、見つけて、手に入れて、自分のものにしたと思ったら、忘れて、思い出して、人に伝えていくといったストーリーになっています😊

 

そもそも牛って世界的に神聖なもの、大切なものとして扱われている動物。

インド(ヒンドゥー教)では最高神シヴァ神の乗り物だし、日本でだってかの菅原道真公が祀られた天満宮では御使いとして人々に親しまれています🐄

 

昔から畑を耕したり重い荷物を運ぶのに牛(一部地域では水牛)が人間以上の働きをしてくれたりして、人間と牛とは切っても切れない深~い関係があります✨

 

そんなお牛様を「本当の自分」と見立てて書かれたこの図🐮

 

問題提起の意識を常に持ち、

視野を広く、

決して諦めず、

努力を怠らずに、

チャンスをしっかりゲットして、

得た知識と経験を自分のものにし、

調子に乗ることなく、

真摯に自分と向き合って、

もう一度最初のころの気持ちを思い出しながら、

得た知識と経験を人と分かち合いましょう。

 

ということを教えてくれているのだと思います。

 

茶の湯の教えである利休道歌(利休百首ともいいますが)のなかに『稽古とは一より習い十を知り 十よりかへる もとのその一』という一首があります🍵

 

多分同じような教え。

 

日々この気持ちを忘れずに、真摯に、決して諦めることなく、丑年の一年にふさわしく一歩一歩進んでいきたいと思います😄

 

 

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道・学・実の教え

茶道の修道とは「道・学・実」の実践の三位一体から成り立っているといわれています。

 

「道」は精神や生き方、「学」は知識、「実」は実践。

 

作法や型を習うだけではただの知識であり、そのままでは役に立ちません。

その知識を活かして実際に行動することで初めて意味を持つようになります。

そうして得た知識と経験を人生にどのように活かすのかを決めるのは、その人その人の考え方や生き方であり、これら三つのいずれが欠けても人間の向上はなしえないということを伝えているのだと思います。

 

これは茶の湯の世界だけではなく、どんな世界ででも同じことが言えるのではないでしょうか。

 

目的を定めて、学び、挑戦し、結果を検証して次に進む。

 

これを繰り返していけば、自分の理想に着実に近づいていくのだと思います。

 

とても前向きになれる言葉。

そうとわかってはいてもすごく不安に思えたり、焦ったりすることも当然あります。

 

丑年の一年、一歩一歩着実に、間違いなく前に進んでいると信じて目の前のことに取り組んでいこうと思います。

 

マザー・テレサの言葉

思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい。それは いつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。

 

ポジティブな運命はポジティブな思考から生まれる。

その通りだと思うし、そうなるようにポジティブな思考を心がけようと思った瞬間。

ブログを書こうと思ったとき、初投稿にはこの言葉を書こうと決めていました。

それくらい私には心に響いた言葉です。